「飲食店店長の心構え」をご覧くださり、まことにありがとうございます。

常に前向きに攻めの姿勢を崩さないようにという心構えから、そんなタイトルにしました。今の時代は節約志向に傾きつつあり、外食から内食へと食の変化が移り変わってきています。ますます外食を取り巻く環境は厳しくなりますが、こんな時代だからこそ、攻めの姿勢は崩さないように心がけたいものです。このブログを通じて、役に立ったとかお店に取り入れてみたなど、なるべく飲食店で働く方々にお役に立つ情報を発信しようと思っております。よろしくお願いします。

お問い合わせやご相談は tsuneo.kannno@gmail.com

2010/02/28

棚卸で気をつけるポイントは

今日は棚卸です。
たくさんある原材料をひとつひとつ数える、
これって結構根気のいる作業だと思います。

棚卸をするときに、いつも気をつけていることがあります。
それは「いつも同じような時間、方法、担当」ということです。

たとえば、棚卸のカウント担当がいつも異なっていたら
きっと違う方法だと思うし、数値にも信憑性が欠けると思います。

お店の数値を算出するための大切な作業ですが
できるだけ前の月と同じ条件で行うことがポイントです。

棚卸のカウントが終わると
お店の損益というものが出るとは思いますが
この数字はとても大切な指標となります。

どんなに良い結果が出ても
その数字に満足するような方はいないと思いますし
それ以上に数字を出すためにはどうしたらいいか?
そんな前向きな考え方をしないようでは
今後のお店の存続も厳しいかもしれません。

2010/02/27

オリンピックに学んだこと

今回のオリンピックも間もなく終わりますね。
日本の金メダルはいまのところありませんが、
いろいろな活躍を見せていただき、本当に感謝しています。

スポーツを見ていると
1人で結果を出したように見られますが
その影にはたくさんのサポートする人がいると思います。

そんなたくさんの人に支えられて
選手は100%のパフォーマンスができるのであって、
結果を出した選手は、必ずといっていいほど
サポートしてくれたスタッフや応援してくれたファンに
感謝の言葉を出しているように思います。

私たちファーストフードもたくさんのスタッフによって
お店は支えられていると思います。

そんなスタッフを「当たり前」と見るか
それとも「感謝」の言葉で労をねぎらうことができるか
この違いは大きなポイントだと思います。

感謝の気持ちを言葉で表す、
これをするのがアルバイトの定着率を上げるポイントだと思います。

2010/02/25

部下とミーティングしました!

今日のあまりにも忙しい時間帯だったのですが
部下との接点の時間が少ないため、急遽ミーティングを行いました。

ミーティングの内容は現状のお店について。
特に今月に入ってからの数字での推移状況や社会状況との関連、
その他、今月にあったいろいろなケースを取り上げて
実際にこんな場面ではこんな風に動くべきだ、など
実例を取り上げて、それに伴う数字を引き合いに話合いました。

部下はそんな話し合いのなかで納得したらしく
今後特に3月に向けての自分の行動を理解したと思います。

実際にはどんな動きをするのか、非常に興味があるのですが
あまり期待はしていませんが、話し合った内容の一部でも理解し
それを実践・改善・継続してくれればと思っています。

毎日の行動や数字を見れば、
その部下がどんな行動をしたかは読めます。
それに対してフィードバックしていかなければいけないので
毎日が勝負ですが、今の社会自体が予断を許さない状況なので
自分自身へのいい刺激になると思います。

2010/02/24

お客様の立場になってみる

自分のお店で何か買ったことってありますか?
自分のお店で、自分のお金で払って、お客様の側に立ってみる、
これってすごく大事だと思います。

自分のお金を払って何かを買ってみるということは
そのお店の商品に対して、払ったお金の価値が本当にあるかどうか、
それを見極めるためには必要なことだと思います。

いつまでもお店側に立っていて、
賄い以外は自分のお店でお金を払って食べたことがない、
そんなことではお客様の心理は汲み取れないし、
ましてや本当に今一番足りないものを見ることもできない、
そんな気がします。

お客様のために!ということを真剣に考えないお店、
そんなお店は今後生き残ることは、きっとできないだろうし、
ましてや何をするにしても自分たちの都合でお店を運営してしまう、
そんな感じがしてならないのです。

お客様の立場になってみる
これはお客様がこんなときはどうしてほしいのか?
など、きっと気づきはあると感じます。

2010/02/23

売上を読む ということは

売上を読むということはとても大切なことです。
1年の計は元旦にあり!というくらい、
月の始めや週の始め、そして1日の始めの1時間など
ある一定の期間における売上のトレンドを読むことが
「始め」でかなりわかるような気がします。

お客様の行動というものは不規則なようで
意外と規則性があるように思われ、
その規則性を探し当てることが「売上を読む」ことに繋がると思います。

売上を大体でもいいので読むことができると
仕入れから販売までのロスというものが削減できます。
さらには人件費というものも無駄が省けます。

一朝一夕には読むということは難しいと思いますが
毎日の売上推移、時間帯毎の売上推移
それに伴う客数の推移や客単価の推移など、
パソコンの数字だけでなく、自分の感覚でも感じる必要があります。

売上を読むのと並行してやらなければならないのが「仮説」。
売上を読むことによって、「こうしたら、こうなるだろう!」
という仮説も立てやすくなります。

2010/02/22

失敗はするべきだ!

自分のお店では損益の要ともいうべき作業、
ワークスケジュールを部下に任せています。

その部下はまだ経験が浅いためか
思ったようにスケジュールが組めずに
もう少しという内容ばかりです。

昨日のスケジュールでも
それほど売上が伸びずに人員はそれなりに投入されていたので
その日の損益としては見れたものではありませんでした。

あきらかに失敗したスケジュールだったので
「今日のスケジュールは失敗だったな!」
と声をかけるほどでした。

でも失敗を恐れて、何もさせないよりか、
失敗させて経験値を上げることのほうが、
部下にとってはこれからの仕事にプラスになると思います。

いつまでも、店長がなんでもやる!というスタンスでは
部下は育ってこないし、それ以上にお店の成長もないと思います。

これからも部下の失敗は続くと思いますが
失敗を失敗と思わせずに成功への第1歩という考えで
接していければと考えています。

2010/02/21

「ありがとう」という言葉

最近は「ありがとう」と言う言葉を言えるスタッフが少なくなっているような。
何かしてもらえれば「ありがとう」という言葉を
スタッフ同士であれば言い合える環境は大切だと思うし、
それ以上に部下に「ありがとう」と素直に言える心構えは必要だと思います。

お客様には「ありがとうございます」という感謝の言葉は言っているのですが
それは仕事としての業務的に言っているだけであって、
本当に心から言っているのかどうかはとても疑問なところです。

たとえ従業員同士でも、こころから「ありがとう」といえる環境、
これを店内で構築しなければ、本当の意味での感謝の気持ちは
あらわすことは難しいでしょうね。

2010/02/19

前向きな考えで

今日は店長会議だったのですが
どうも前向きな考えができないような店長が多いような気がします。

というのも、最近は毎月新商品が登場しているのですが
その新商品に対しての意見がどうも商売していないのです。

この新商品は売れるかどうか?とか
この商品を売れなかったらどうするか?とか
とにかく他力本願的な意見しか出てこないのです。

確かにお客様の志向や好みというものがあり
こちら側の一方的な売り込みになったら、まさに押し売りなのですが
新商品に対してチラシを配布したり、ポスターを作製したりと
その新商品を売るためにお金がかかっているのです。

それをこんなセリフで濁してしまったら
販促費をドブにすてるようなものです。

こんな消極的な意見ばかりでなく
「どうやったら売れるのか?」
そんな議論をしたいものなのですが
どうもこの会社の店主会議とはこのようなものなのか?
そう思ってしまいます。残念・・・・

2010/02/18

商売とは

今日はちょっと短めに!
商売とは何なのか、考えたことがありますか?

ファーストフードといえども商売をしているわけですから
ふとしたときに、商売とは?ということを考えてしまいます。

大手ファーストフードを見ていると
商売をしているな、と言う感じがしません。
なんとなく「ブランド」を売っているような気がします。

本来、どんな商売でも基本となることは
「商品を売ること!」だと思うのです。
それが商売の本質だと思うのです。

にも関わらず、本部の政策が悪いと
今回のプロモーションは反応が悪いとかなんとか言って
自分の責任逃れをしているような傾向にあるのです。

どんな商品であっても、どんなプロモーションであっても
どうやってその商品を売るのか、ということを考えるのが
商売だと思うのです。

2010/02/16

勤務キャンセル?

今日アルバイトからこんな話を聞きました。
その方は他の職場とアルバイトを掛け持ちしていて、
私の職場では時間帯的に結構重宝している方です。

その方は私の職場の終わった後に
別の職場に行くような生活をしているのですが
今日ひどい話を聞きました。

今日は別の職場のアルバイトはない日だったので
ゆっくりと帰り支度をしていたらしいのですが、
急遽連絡が入り、今日入ってほしいとの内容だったらしいのです。

慌てて帰る支度をして、別の職場に行こうとしていたのですが
またその職場から連絡が入り、今日は来なくてもいいよ!
そんな内容の連絡だったらしいのです。

その職場とは大手チェーン居酒屋ですが、やはりこの景気の悪さからか、
かなり厳しい経営環境にあるようです。

今日入ってほしいと言う連絡をしておきながら
そのすぐ後に今日は来なくていい、そんな連絡を入れるくらいですから
かなりシビアな経営をしているのだと感じます。

大手チェーン居酒屋といえば
大体はその地区で一番いいところに立っていて、
やはり家賃も非常に高い設定になっていると思います。

そんな中で利益を出すためには
こんなことも日常茶飯事かと思いますが
それを言われるアルバイトにとっては、かなり凹んでしまう
そんなことだったと思います。

あまりにも無神経な内容に私も不思議に思いましたが
でも後になって冷静に考えてみれば、仕方のないことかな、
とも思います。

それだけ厳しい状況がうかがえる分だけ
なんとなくそのお店に同情してしまうような、そんな気がしました。

2010/02/14

オリンピックが与える経済効果は

はっきり言うと
オリンピックやワールドカップなどの国際大会は
飲食店に与える経済効果はほとんどないと思います。

一部のスポンサーになっている会社は別として
それ以外の会社にとってはちょっと厳しいのかな?
と思います。

だってみんな注目競技のときはテレビ観戦が増えるわけで
それだけ外に出る機会が減ってしまうような感じです。

ファーストフードもそうなのですが
飲食店全体として考えても、この傾向はあまりありがたくないですよね。

まぁ、これで日本がメダルを量産してくれれば
日本の経済にも少しは好影響を与えて、消費は増えるかもしれませんが・・・

でもこんな考えは他力本願ですよね。
他力本願ばかりでは、いつまでたっても集客アップとはいかないですよね。

こんな逆風の状況でも、
何とかして集客を実現することを考えなくては
自分のお店も悪い方向に行ってしまうかもしれません。
気をつけなければ!!

2010/02/13

本当の意味の人材不足

飲食業界はファーストフードに限らず
人材不足が以前から大きな問題になっています。

そのため人材不足を解消するため
あれやこれやと施策を打ってきましたが
これといった成果は出ていないような気がします。

その結果、人が少ないのであれば
作る手間やその他作業の手間をできるだけ簡略化し
少ない作業工程で提供できるオペレーションを
開発してくるような背景がありました。

現在、この景気の悪い状況からか
人不足とういうものはかなり少なくなってきましたが
それ以上に大きな人不足が発生してきているように思います。

店舗のオペレーションを簡略化することにより
ある程度の習熟度が必要であった店長業務も
パソコンの導入などにより、
短期間で最低限の店長業務をこなせる
そんな時代になってきました。

ここで大きな問題が発生します。
いくらオペレーションを簡略化しても
パソコンが駆使できるようになっても
人を育てるということは、ある程度の経験と習熟度が必要になります。

その経験と習熟度が足りないばかりに
人を育てあげることのできる人材がいなくなってきた、
そんな人材不足が発生してきているように思います。

このような状態では
今はなんとかなっても、未来にわたってお店を存続することは
不可能な状況になってきます。

ある程度時間が経てば、そんな人材も育つだろう!
そんなのんきに構えていると大変なことになります。

人材を育てる人材とは
一朝一夕にはできるものではありません。

一昔前であれば、
ある程度経験と実績の積んだ上司というものが身近にいて、
その上司からいろいろなノウハウを学ぶことができました。

しかし、店長になるのに時間を要さない今の時代
人材育成のための人材育成というものは
できなくなったように思います。

この部分を重点的に解消できたお店が
数年後には生き残ることができるのかな、
そんな気がします。

2010/02/12

環境が人を育てる

店における環境は
人を育てる上での要因のひとつかと思います。

というのも
お店においては店長と呼ばれる人の人柄や性格、
その他考え方などがすべてのスタッフに影響を及ぼすのです。

たとえば
やたら恐れられている店長のお店は
どことなくスタッフがぎこちなさを感じてしまいます。

別に恐れられることは悪いことではありませんが
その店長がいるだけで店が引き締まるという良い面もあり、
そんな店長を否定するわけではありません。

しかし、そんな独裁的な運営をしているお店は
スタッフも自分の考えを出して仕事はできず、
失敗しては怒られるという、恐怖心を持って仕事をすると思います。

自分なりの勝手な考えですが
そんなお店はお客様から見ても、何の面白みもないと思います。

また店長がそんな状態では
お客様もそんな方ばかりが集まってしまうような
そんな気がします。

お客様を選ぶわけではないのですが
そんな状態ではだれもハッピーな気分になれません。

働いている人が楽しい、お客様も楽しい、
そんなお店には人が集まるような気がします。

あくまで自分の勝手な考えですが・・・

2010/02/11

だから客離れが

客離れ
こんな言葉は結構聴いたことがあると思います。

ファーストフードであれば
もちろん近隣に競合となるお店はたくさんあると思います。

そんな競合店舗のサービスを見て、
「そこよりも悪いサービスはしていない」
と安心をして、あぐらをかいているということが
結構あるような気がします。

そもそもサービスというものは
ここまでやれば良い、
という基準はないと思います。

というよりも
お客様が求めるものは千差万別。
それぞれのお客様が求めるものは
時間や気温、そのお客様が今置かれている環境によっても
ずいぶんと違ってくることはわかると思います。

にもかかわらず、
マニュアルですから・・・
などとマニュアルをただ守っていたのでは
お客様というものは満足しないと思います。

満足しなければ
二度とそのお店には来ようとは思うわけもなく
客離れというものが起こってしまうのだと
思います。

今の現状が問題なければ、それでいい!
で終わることなく、
常にもっと、もっと、というような
向上心が接客サービスにはほしい、
そんな気がしました。

2010/02/09

商品知識の乏しさから

商品知識の乏しさというよりも
商品説明のに関するトークの弱さが
とても気になっています。

私のお店ばかりのことではないと思いますが
近所の居酒屋に行っても、どんな味なのか
商品説明だけではわからないことが多いです。

実際にお客様の立場になれば
自分が食べたことのない商品を見て
「いったいどんな味なんだろう?」とか
「自分の好みに合うのだろうか?」とか思って
買ってみたい衝動はあると思いますが
その1歩が踏み出せないのが現実だと思います。

そのために「試食」というものは
非常に大切なことだと思っています。

商品説明の難しさを補ってくれるのが
「試食」ということも言えると思います。

また自分で商品を食べてみる
そんなことも大切なことだと思います。

とにかく、今後はこの試食というものを強化し
お客様にそしてスタッフに商品知識というものを
植えつけていけたらと考えています。

サービスの無関心さ

ファーストフードというものは
CMでも盛んに宣伝していますが
今年で40周年を迎える会社が多いようです。

ファーストフードが日本に上陸して
早40年経過しようとしていますが、
年々サービスレベルの低下というものが
とても気になります。

肉食系店長こと私は
すでに長年ファーストフードに勤めていますが
年々低下するサービスのレベルには
すごく心配しているのです。

ファーストフードというものは
スピードが命という感じがしますが
それでもサービスというものは欠かせない要素です。

それが最近は世代の違いといえばそれまでですが
年々サービスの低下というものが気になって仕方がないのです。

特に気になっているのがお客様に対する無関心さ。

お客様に関心を持たないで
どうやってお客様を満足させて、
また来たいと思わせることができるのでしょうか?

なんとなくですが
仕事と割り切って接客をしている、
そんな感じがするのです。

これじゃ、ファーストフードが苦戦するのも
無理はないですよね。

私自身の勤めるお店もそうですが
やはりこの無関心な状態を打破しなければ
サービスレベルの向上はむりかもしれませんね。

がんばらなければ!!