「飲食店店長の心構え」をご覧くださり、まことにありがとうございます。

常に前向きに攻めの姿勢を崩さないようにという心構えから、そんなタイトルにしました。今の時代は節約志向に傾きつつあり、外食から内食へと食の変化が移り変わってきています。ますます外食を取り巻く環境は厳しくなりますが、こんな時代だからこそ、攻めの姿勢は崩さないように心がけたいものです。このブログを通じて、役に立ったとかお店に取り入れてみたなど、なるべく飲食店で働く方々にお役に立つ情報を発信しようと思っております。よろしくお願いします。

お問い合わせやご相談は tsuneo.kannno@gmail.com

2010/05/23

飲食店のマネジメントの真相

ほんのちょっとだけ飲食店のマネジメント の話にお付き合いください。

設定した計画が計画どうりに行われれば、それで成功ということになります。しかしながら、その途中経過においてスタッフは大きな目標を見失い、いつしかその手段を目標に置き換えてしまう、そんなことはとかく良くあることです。マネジメントの具体的な活動は計画→実行→検証→改善の4つのプロセスを経て行われます。そんな状況にならないためにも店長たるリーダーが本当の意味を守り続けるそんな行動を必要としてくるのです。


随時スタッフの行動を見守り続けて目標を見失いかけたら、軌道修正してあげる、そんな役割が店長としてのマネジメントのひとつではないかと思います。これがマネジメントサイクルというものです。飲食店を経営していると本来の目標をい見失い、その目標を達成するために取られてきた手段がいつの間にか目標と入れ替わっていることって、ありませんかね?これは結構あるものでスタッフが自主的に活動している組織にありがちです。たとえ成功した場合でもそれで終了ということではなく、一連のプロセスの活動を十分にチェックして、チェック項目を次の活動につなげることが大切です。

計画を立案して実行に移し、計画どうりの成果が上がったかどうかを確認します。また、計画どおりの成果が上がらなければ、原因を徹底的に調べて明らかにします。そして悪かった点について改善行動をしていきます。


組織としてリーダーが引っ張っていくのもいいのですがスタッフがアクティブに活動するお店ほど活気のあるお店はないと思います。その結果、たとえ失敗してもその原因をつかみ改善行動をすることによって、次の成功に結びつけることが可能になります。スタッフがお客様のために「こうしてみよう!」と提案し行動していくとはじめのうちは目標を見失うことなく進むのですが時間が経つにつれてマンネリ化が進み、いつの間にか「お客様のため」がその手段を行うためという自己満足的な目標になってしまうのです。

2010/05/12

店長の役割についての関連情報

店長の役割 の真相はいままでの常識とは、少し違うのかもしれません。

自分の出世のためにとか体裁のためにという自分を軸に置いた考え方ではなく、あくまで従業員のためにという考え方を軸においた考え方です。そのために、いかにして売上を上げていくかということを考えて、いろいろなことをします。店長の仕事とはなんですか?こんな問いかけを以前されたことがあります。いろいろと気を使うことが重要になってくるのが店長の役割といえるかもしれません。従業員、アルバイトも含めますが個々の目標に向かって働いてくださっています。

何でも難しく考えて、自分の行動を制約して結果として何も前へ進まないという状況です。当時はどのように答えたか忘れましたが・・・今の自分の立場で考えればきっとこんな答えをすると思います。ですからお店の売上が下がって働く機会が少なくなれば、困ってしまうわけです。この軸を間違えるとお客様はおろか、従業員にまでそっぽを向かれる、そんなことにもなりかねませんね。現にその部下が行動を起こして、失敗した事例はなく、順調に成長していると思いますがいまだに相談される内容が「もし~」「でも~」「~かもしれない」ばかりです・・・その都度、簡単に説明して行動させますがこの繰り返しが部下を成長させて、経験の積み重ねになっていくのだな、と感じます。

とにかくあまり難しく考えることはないと思います。自分にとって働きやすい環境はその後についてくるものであってわざわざ作るものではないと考えます。その目標を達成するために働いてくださっています。また人間関係のストレスを少しでも少なくするためにコミュニケーションというものも密にとらなければいけません。

なんでもそうなんですがやってしまえば「あっ、そうなんだ!」と簡単に結論がでるのにいろいろと考えてしまうみたいですね。働きやすい環境を作る事!これって勘違いされそうですが自分にとってではなく、働く従業員や取引先さんも含めてのことです。しかしやってみなければわからないことばかりですのでやってみて駄目だったら、また別の方法を考えればいいと思います。もちろん、考えるということも大切だとは思いますが考えすぎて「もし~」とか「でも~」という不安思考がよぎってはじめの1歩が踏み出せない、みたいな状況みたいです。

2010/05/05

コミュニケーションの最新NEWS

コミュニケーション について世間では色々な情報やうわさが飛び交っていますね。

選手1人1人には感情は移入しない。でもこれが逆にいいのかもしれません。こんなセリフをずいぶん前に聞いたことがあります。所詮、お店なんて店長次第なんですよね。そうでなければ選手を客観的に見ることができず、的確なコーチングができないと思う。ちょっと考えさせられました。

なんでこんなにご機嫌をとらなければならないの?こんな店長がいるかぎり、お店は一向に良くならない。しかしそんな時代が過ぎて、店長という立場になってみると、「もしかしたら・・・」ということが頭をよぎります。自分自身に当てはめてみると確かにスタッフ1人1人に対して特別な感情は持ってなくまた、このスタッフであればという特別なことも思っていません。う~~~ん。先日某ラジオを車で聞いていたときのことですがあるプロ野球チームのコーチがインタビューされていてこんなことを言っていました。このスタッだから安心して任せられるそんなスタッフを育てることは大切ですがそんなスタッフはいまだに育て上げられていないのが現状です。

スタッフを客観的に見るすなわちお客様の目線でスタッフを見るということは今までもこれからも非常に大切な仕事になると思います。お客様の立場だったら、このスタッフをどう見るだろうか?そんな客観的な見方でスタッフを見ているような気がします。店長ともなればスタッフ1人1人の情報は知りたいところで何が好きなのか?どんなことを考えているのか?などなど、スタッフのことについては知りたいところです。一応、私も店長の悪口をいうわけにはいかなかったので「そんなことはないよ!」と弁明はしてきましたが実際は心の中で「そうかもしれない・・・」とも思っていました。飲食店であるかぎり、多かれ少なかれスタッフというものを雇っていることと思います。

いくら部下がお店を変えようと思ってもお店の決裁権は店長にあるわけだし、店長のご機嫌も損なわないようにと気も使う。私も部下の時代はあったわけで、こんなことをアルバイトから聞いたものです。自分ではそんなことがないようにと日々行動しているつもりですが実際は全ての部下が慕ってくれているわけではないし、ましてや失敗や失言もあるとは思います。店長と言う仕事はこんな不安や葛藤と同居しながら日々運営を行っていかなければならない仕事なのですね。手放しで任せられるということは良い言い方をすれば「信用できるスタッフ」ということになりますが逆を言ってしまえばそのスタッフを客観的に見ることができず、そのスタッフの良し悪しを判断することが難しくなると思うのです。