「飲食店店長の心構え」をご覧くださり、まことにありがとうございます。

常に前向きに攻めの姿勢を崩さないようにという心構えから、そんなタイトルにしました。今の時代は節約志向に傾きつつあり、外食から内食へと食の変化が移り変わってきています。ますます外食を取り巻く環境は厳しくなりますが、こんな時代だからこそ、攻めの姿勢は崩さないように心がけたいものです。このブログを通じて、役に立ったとかお店に取り入れてみたなど、なるべく飲食店で働く方々にお役に立つ情報を発信しようと思っております。よろしくお願いします。

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2010/02/13

本当の意味の人材不足

飲食業界はファーストフードに限らず
人材不足が以前から大きな問題になっています。

そのため人材不足を解消するため
あれやこれやと施策を打ってきましたが
これといった成果は出ていないような気がします。

その結果、人が少ないのであれば
作る手間やその他作業の手間をできるだけ簡略化し
少ない作業工程で提供できるオペレーションを
開発してくるような背景がありました。

現在、この景気の悪い状況からか
人不足とういうものはかなり少なくなってきましたが
それ以上に大きな人不足が発生してきているように思います。

店舗のオペレーションを簡略化することにより
ある程度の習熟度が必要であった店長業務も
パソコンの導入などにより、
短期間で最低限の店長業務をこなせる
そんな時代になってきました。

ここで大きな問題が発生します。
いくらオペレーションを簡略化しても
パソコンが駆使できるようになっても
人を育てるということは、ある程度の経験と習熟度が必要になります。

その経験と習熟度が足りないばかりに
人を育てあげることのできる人材がいなくなってきた、
そんな人材不足が発生してきているように思います。

このような状態では
今はなんとかなっても、未来にわたってお店を存続することは
不可能な状況になってきます。

ある程度時間が経てば、そんな人材も育つだろう!
そんなのんきに構えていると大変なことになります。

人材を育てる人材とは
一朝一夕にはできるものではありません。

一昔前であれば、
ある程度経験と実績の積んだ上司というものが身近にいて、
その上司からいろいろなノウハウを学ぶことができました。

しかし、店長になるのに時間を要さない今の時代
人材育成のための人材育成というものは
できなくなったように思います。

この部分を重点的に解消できたお店が
数年後には生き残ることができるのかな、
そんな気がします。

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